親には共感型と正論型の2つがある。あなたはどっち?

もし、子どもが「先生に叱られて頭にきちゃった」と言ったら、あなたはどうしますか?
「そんなこと言っちゃダメでしょ。明日先生に謝りなさい」と言いますか?

あるいは、「どうしたの?」「他にも騒いだ子はいたのにぼくだけ叱られたんだよ」「それはイヤだね」と続けますか? 

私は前者の正論型より後者の共感型を強くお薦めします。

子どもが「けんかしちゃった」「部活をやめたい」「○○が欲しい」などと言ってきたとき、正論型の親はいつも「ダメ」や「ノー」で門前払いしてしまいがちです。

でも、これだと子どもは「話せば叱られるだけ。どうせわかってもらえない」と感じて本音を話さなくなります。

ストレスを溜め込むようになり、親の言うことに対しても万事素直に聞けなくなります。

親が共感型の対応をしてくれると子どもは安心して本音が話せます。
ストレスを溜め込まずにすみ、気持ちも安定します。

そして、「親は自分のことをわかってくれる」と感じて親を信頼するようになります。

もちろん、共感だけでは終われなくて、「ノー」やアドバイスが必要な場合もあります。

その場合も、共感しながらたっぷり聞いてあげた後にしてください。

十分聞いてもらえてすっきりした気持ちになっていれば、子どもの中に親の話を聞く余裕が生まれるからです。

子どもにとって信頼できる大人とは、自分のことがわかってくれるひと、つまり共感してくれるひとのことです。

親がこのことを理解して実行すれば、子どもに信頼されていい人間関係を築くことができます。

すると、子どもに何か指示したいときも強く命令したりおどしたりする必要がなくなります。

(本原稿は、共同通信の配信記事として各地の地方紙に掲載されたものです)

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