「プロ親」になる! ~「親力」パワーアップ編~

【単行本】出版社: 宝島社、単行本:238ページ、発売:2005年8月

【文庫】出版社:宝島社、文庫:234ページ、発売:2008年9月

●この本では、皆さんの親力をさらにパワーアップさせるためのアイディアやテクニックをたくさん紹介しています。

ぜひ、この本を参考に、親力をパワーアップさせてください。
そして、皆さんに「プロ親」を目指してほしいと思います。

どんな分野でも、プロとアマの間には大きな差があります。

プロ棋士は、勝負が終わったとき、最初の1手からもう1度再現できます。
また、そこに将棋盤や碁盤がなくても、頭の中だけで勝負をすることもできるのです。

プロ教師は、親が知らない子どものつまずきの原因や、子どもを伸ばすコツを何百も知っています。

NHKの「のど自慢」を見れば プロ歌手と素人の差をまざまざと見せつけられます。
プロ歌手は、声量も音程の確かさも表現力も、段違いに優れているのが分かります。

プロ建築士は、どうしようもないと思われる家をものの見事にリフォームして、快適な家に作りかえてしまいます。

どんな分野のプロもアマチュアにはとてもできない技を持っています。
彼らは、それぞれの分野で日々の研究や努力を積み重ねた結果、ポイントやコツをつかんだのです。

●ひるがえって、「親」という分野ではどうでしょうか?
親は日々親として生活しているはずですが、どうでしょうか?

自分は「プロ親」だと胸を張って言える人は、どれくらいいるでしょうか?
たぶん少ないと思います。

でも、いることはいるのです。
現に、私も何人かそのような「プロ親」を知っています。

その人たちは、よく子どもの特質や発達段階を理解して、上手に子どもを伸ばしていました。
大人が子どもに向かうときの傲慢さを常に意識して、自らを戒めながら接していました。
こういう親なら子どもは幸せだなと思える人たちでした。

●そして、そういう人たちは、皆さん、実に悠々と子育てを楽しんでいます。
子育てが楽しくてうれしくて仕方がない、そういう毎日を送っています。
子育てのポイントやコツを知っているから、無理なく楽に親業をこなしているのです。

でも、このような「プロ親」は少ないというのが現実です。
私は、親たちに、どうせ子育てするなら「プロ親」になってもらいたいと思います。

そして、親たちは誰でも、その気にさえなれば「プロ親」になることができるのだと言いたいと思います。

なぜなら、親は毎日毎日親としての修業をしているのですから。その親としての毎日に、ほんのちょっとだけ今までと違ったものを加えればいいのです。

●それは、次のようなことです。

1.「プロ親」になるという決意です。
なぜなら、目的意識があって初めて物事は可能になるからです。

2.そのための研究や努力をするということです。
研究とは、例えば、子育てや教育の本を読んだり人の話を聞いたりすることです。
努力とは、例えば、もう絶対に感情的にならないようにするとか、プラスイメージの言葉で接するようにすることなどです。

3.自分が責任をもって子育てをするという自覚を持つことです。
アマは責任を他人や諸条件に転嫁しますが、プロは責任を自分で取ります。

もちろん、明日からすぐに「プロ親」になるということはできません。
でも、その決意をして最初の一歩を踏む出すことがとても大切です。
そうすれば、日々の親業にちょっとした変化が出てきます。
それは小さな変化かも知れませんが、親としての成長であることは間違いありません。

●このように、「プロ親」になるという決意を持って臨む日々の子育ては、今までとは違ったものになるはずです。

そして、日々の小さな研究や努力を重ねる中で、次第に「アマ親」から「プロ親」へと成長していくのです。

これが、「子育ては親育ち」ということの意味なのです。
誰でも、最初は「アマ親」なのです。

この本には、「プロ親」を目指すみなさんの参考になることを選んで載せてあります。
さあ、みなさん、我が子のために、そして、自分のために、「プロ親」を目指しましょう。
この本を手に、最初の一歩を踏み出そうではありませんか!