「手伝ったりやってあげたりすると自立ができない」は迷信

子育てで大事なのは、親が望むような姿に子どもを変えていくことではない

ほとんどの親たちが、子育てで大事なのは親が望むような姿に子どもを変えていくことだと思っています。

はっきり意識していなくても、無意識的にそう思い込んでいます。
そして、親がやらせたいことを子どもに押しつけ、できないからといって叱っています。

叱られることで、子どもは自分はダメだと思い込み、自分を肯定できなくなります。
すると、自分はできそうだと思えなくなり、がんばる気力やエネルギーが失われます。

それによってますます叱られることが増えます。
まさに悪循環です。

 

大事なのは、ありのままの子どもを受け入れること

ごく少数の親たちが、ありのままの子どもを受け入れることが大事だと気づいています。

そして、ほめられるところを見つけてほめる一方で、できないことには目をつむって許しています。

ですから、子どもはありのままの自分でいいんだと感じて、自分を肯定できるようになります。

すると、子どもはうれしくなって元気になります。
それによって、がんばる気力やエネルギーがわいてきます。
まさに好循環です。

 

目をつむって許すことから始めよう

あなたは悪循環に陥っていませんか?
悪循環を絶ちきるために必要なのは、親が発想を転換することです。

もう一度いいますが、悪循環を絶ちきるために必要なのは、子どもを変えることではなく、まず親が変わることです。

できないことを叱り続けるのをやめて、目をつむって許すことから始めてください。
これが本当に大事です。

例えば、片づけてないからといって叱るのはやめましょう。

ガミガミ言わずに「さあ、片づけよう」と明るく促してあげましょう。
あるいは、「手伝ってあげるから一緒に片づけよう」と言って、手伝ってあげてください。

「片づけっこ競争だ。どっちが早いかな?用意、ドン」もいいですね。
「何分でできるか計るよ。用意、ドン」もあります。

 

明るく楽しくやってあげよう

朝、自分で起きられないなら、起こしてあげればいいだけのことです。
忘れ物が多いなら確認してあげてください。

歯を磨かないなら磨いてあげてください。
子どもは嫌がって自分で磨き出しますよ。
ユーモアが大事です。

とにかく明るく楽しくやってあげてください。

もちろん、ごくたまに調子がよくて自分でできるときは手を出さずに見守ります。
そして、「がんばってるね。ありがとう」「できたね。うれしいね」とほめてあげましょう。

「やってあげると自立できない」は迷信

このようにしていれば、だんだんできるようになります。
他の子よりずいぶん遅いとしても、その子のペースで大丈夫です。

手伝ったりやってあげたりすると自立ができない、などと思い込む必要はありません。
そんなものは迷信です。

実際は、できないときに上手に手伝ったりやってくれたりする親の方が子どもは立派に自立します。
「上手に」とは叱りながらではなく、明るく楽しくということです。

この迷信のせいで、どれだけ多くの親子が不必要に苦しんでいることか!!
実に罪深い迷信です。

子育て関係の文章を書く人たちには、気をつけて欲しいと思います。