習い事は本人が楽しくできるものが一番

好きなこと、向いていること、やりたがること

「来年から何か習い事をさせたい。何がいいだろうか?」
「そろそろ、○○を習わせたい。どこでやらせるのがいいかな?」

このように、学年末の時期になると、新しい習い事について考えることが多いと思います。
私は、習い事は次のようなことをやらせてあげるといいと思います。

もともと好きでよくやっていること
資質的に向いていること
本人がやりたがること

こういったものなら、子どもは大いに張り切って楽しく取り組めます。
自らがんばることもできますし、「好きこそものの上手なれ」で、うまくもなります。
親もその子のがんばりや上達をたくさんほめてあげることができます。

子どもは自分に自信を持てるようになり、それ以外のこともがんばれそうな気がしてきます。
生活全般に張りが出てきて、毎日明るく元気に生活できるようになります。

「苦手を克服するために」はリスクが大きい

この反対が、苦手を克服するために習い事をやるという考え方です。

例えば、「運動が苦手だからサッカーか野球をやらせよう」「字が下手だから習字をやらせよう」などです。

もちろん、これでうまくいく場合もないことはないです。

「苦手だったけど、やってみたらできるようになった」「苦手なことが人並みにはできるようになった」ということも、ないことはないです。

でも、一方で、これにはリスクもあるということをわかっていて欲しいと思います。

もともと苦手なことですから、子どもはイヤイヤやるということになりがちです。
イマイチがんばれないし、たいして上達もしないかも知れません。

そんな子どもの姿を見て、親はどうしても叱ることが増えます。
それで、子どもはますますイヤになりますし、自信もなくなります。

イヤな習い事は精神衛生によくない

子どもは、イヤな習い事がある日は、朝から暗い気持ちになります。
中には、前日辺りから暗い気持ちになってしまう子もいます。

これは子どもの精神衛生上よくありません。
これが鬱状態の引き金になる可能性もあります。

子どもの鬱病が増えているので、気をつけた方がいいでしょう。
こういったリスクは軽視すべきではありません。

こういった観点から、今現在子どもがやっている習い事についても、見直してみるといいと思います。

つまり、今やっているもので、イヤイヤやっているものは無理に続けさせない方がいいかも知れないのです。

もちろん、ケース・バイ・ケースですから一概には言えませんし、このまま続けた方がいい場合もあるでしょう。

たとえば、「資質も向いているし、本人も喜んでがんばってきた…。でも、今だけほんのちょっとした壁にぶつかっている」という場合は、乗り越えられるようにもう少しがんばるのもいいかも知れません。

でも、本人がやりたがっていないし向いてもいないのに、「やり始めたことは続けさせなければ。やめ癖はつけたくない」などの理由で続けさせているとしたら、考え直した方がいいでしょう。

たとえ初めは本人がやりたいと言って始めたものでも、やってみて無理とわかったなら考え直しましょう。

「やめ癖がつく」というのは迷信

子どもの一年は大人の一年とは違います。
子どもの一年は大人の五年、あるいは十年くらいの重みがあります。
イヤイヤ続けることのリスクを軽視すべきではありません。

それに、「やめ癖がつく」というのは迷信です。
いくつやめたとしても、その後で自分にピッタリはまるものが見つかれば、子どもはやめません。
「やめなさい」と言ってもやめません。

作家の内藤みかさんの娘さんは、6つめの習い事で自分にピッタリのものを見つけたそうです。

ママノート
第7回「はじめての、ならいごと」

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