ほめるコツ、それは部分をほめること

ほめることの大切さはわかっている。でも、実際はなかなかほめられない。このような声をよく聞きます。そういう人にオススメなのが部分をほめるという方法です。

例えば子どもの日記を見たとき、文字の雑さや表現の間違いが目につくことが多いと思います。でも、それを叱るのではなく、ほめられる部分を「見つけ出す」という意識で探してみてください。

まずは、偶然でもよく書けている字や相対的にマシな字を見つけ出します。ひどい字には目をつむって、ほめられる字をピンポイントでほめて、1つ1つ花丸をつけてあげます。

また、正直に気持ちが書けている部分や、おもしろい表現のところも見つけ出してほめます。これを続けていると、日ごとに文字は丁寧になり、表現もよくなっていきます。

「しっかり書きなさい」と言わなくても、自然にそうなります。もし、どうしても直させたいところがあるときは、たくさんほめてから最後に「じゃあ、ここだけ直そう」と言えば喜んで直してくれます。でも、これはあまり欲をかかずに少なめにしましょう。

算数でも同じです。正解でなくても、図を描いて考えた、式を書けた、筆算は合っていた、繰り下がりが書けたなど、ほめられる部分を見つけ出してほめてあげましょう。

勉強以外でも同じです。子どもの絵を見て「下手だなあ」と思うこともあるかも知れません。でも、部分に注目すれば「山の色がきれいだね」「このネコ、かわいいね」「足がたくましくて迫力があるよ」などとほめることができます。

野球の試合の後は、「思い切りバットが振れたね」「全力で走る姿がかっこよかった」「すごくいい声が出てたね」などとほめます。

性格や行動の面でも同じです。至らない部分や苦手なことには目をつむって、ほめられる部分をほめましょう。

でも、実際は、その反対にほめられる部分には目をつむって、至らない部分を見つけ出して咎めている人がほとんどです。親がこのような粗探しの名人だと、子どもはたまりませんね。

この「部分をほめる」方法は、あらゆる相手・状況において有効です。なかなか人をほめられない人は、ぜひ実践してみてください。

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