子育ての初心に返って親の欲を見つめ直そう

子育て中のみなさん! ぜひ一度、子育ての初心に返ってください。子供が生まれたときのことを思い出してみてください。「生まれてくれてありがとう」「なんて愛おしいんだろう」。そういう気持ちでいっぱいだったのではないでしょうか?そのときは、子供に多くのことを求めていなかったはずです。

それが、今ではどうでしょう?「勉強ができる子になってほしい」「運動もできてほしい」「片づけも…」「挨拶も…」「生活習慣も…」などと、子供に求めることが際限なく増えてしまっています。そして、できないからと言って叱り続けています。

「親の願い」と言えば聞こえはいいですが、実はすべて親の欲です。ありのままの子供を受け入れずに、もっともっとと求める気持ちは、欲以外のなにものでもありません。欲があるところには必ず苦しみが生まれます。

親の欲のために子供たちは苦しんでいます。子供の苦しみのかなりの部分は、理不尽な親の要求によるものです。そして、親自身も自分の欲のために苦しんでいます。

今夜、子供の寝顔をじっくり見てみてください。あどけない寝顔を見ているうちに、子供が生まれたときのことが思い出されてくると思います。そうすれば、親としての初心も思い出されてくるはずです。

忙しい生活の中で追われまくっていると、子供のかわいい寝顔を見る時間も取れません。それで、いつの間にか親を困らせる顔ばかりがその子の顔だと思えてくるのです。

寝顔こそが子供の本来の顔です。親を困らせる顔は、その子の本来の顔ではありません。子供が起きているときそういう顔にならざるを得ないのは、もともと親が子供のありのままを受け入れずに、自分の欲を押しつけているからなのです。

子供はみんな一生懸命やっています。サボっている子など一人もいません。もって生まれたその子独自の成長ペースというものがあり、みんな自分のペースでがんばっているのです。

小さいときから何でもしっかりできる子もいれば、そうでない子もいます。後で尻上がりに伸びる子もいますので、成長が早ければいいというものではないのです。

それがわかっていないと、親が子供のベースを乱すことになり、子供に多大なる迷惑をかけることになります。

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