あなたは過干渉、放任、バランス型のどれ?

ある日、私はレストランのレジ待ちの列に並んでいました。同じくレジ待ちの親子がいて、1年生くらいの子がレジの横にある商品の陳列棚に近づきました。そこには、キャラクター商品がたくさん置いてありました。

すると突然、お母さんが「ダメ、ダメ、ダメ」と大きな声で言いました。子どもはビクッとして立ち止まり、また列に戻りました。よくある光景ですが、こういうときの親の対応には3タイプあります。

タイプの1つめは、このお母さんのようにすぐダメ出しをする親です。こういう親は一事が万事で、どんな場面でも、子どもが何かしようとするとすぐに「ダメ」と言います。

こういう過干渉な親だと、子どもは常に自分の興味関心を抑えるようになり、自分がやりたいことをできないまま育ちます。そういう生き方が身についてしまい、大人になっても引きずります。

この反対が放任型です。子どもが商品の袋を空けようとしても、袋が破れそうになっても止めません。いろいろな場面で、子どもが人に迷惑をかける行動をしても、何も言いません。こういう放任主義の親だと、子どもの規範意識や判断力が育ちません。

これらのどちらでもない3つめのタイプがバランス型であり、これが理想です。子どものやりたいことは、人に迷惑がかからない範囲でやらせてあげる親です。

陳列棚に近づいて商品を見ても、誰の迷惑にもなりません。商品にもよりますが、触っても大丈夫なら触らせてあげます。もちろん触ると壊れそうな物なら触る前にやめさせます。そのためには親が近くで見守っている必要があります。

子どもが許容範囲の限度を超えそうなときの止め方も大事です。「いい加減にしなさい!」と叱るのではなく、「売り物だから、触らないで見るだけにしよう」「それ以上触ってると壊れちゃうかも。お店の人が困るよ」など、理由を言って諭すことが大事です。

親がバランス型なら、子どもは自分のやりたいことを積極的にやっていく喜びを味わえ、そういう生き方が身につきます。しかも、規範意識や判断力も育つので、やっていいことといけないことの区別もつくようになり、どこまでやっていいのかの限度もわかるようになります。

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