好きなことを深めつつ同時に勉強にも役立てる

ある男の子はサッカーが好きで、日本だけでなく世界の有名なクラブチームの名前をたくさん覚えました。それで、お母さんは大いにほめたのですが、そのときあるアイデアがひらめきました。

次の日、地図帳を買ってきて、子どもに「レアル・マドリードというチームはどこにあるのかな?」と聞きました。すると、子どもは「スペインのマドリードだよ!」と言って夢中で探し始めました。

しばらく探してマドリードを見つけ、「ここ、ここ、ここだよ」とうれしそうに教えてくれたそうです。それから、「マドリード」という地名を蛍光ペンでマークし、ボールペンで「レアル・マドリード」と記入しました。

その子はこの楽しい”遊び”が気に入り、時間を見つけては他のチームも探して記入しているそうです。現在、ヨーロッパ、南米、アジア、日本など100以上のチームの本拠地を見つけました。

これはその子にとって楽しい遊びなのですが、同時に楽しい勉強にもなっています。国と都市の名前と場所を覚えますし、片仮名を書く練習にもなるからです。まさに楽勉です。

このように、親がちょっと働きかけることで、本人が好きなことをさらに深めさせながら、同時に勉強の役にも立てることができるのです。

ある子は野球のあるチームが好きで、70人もいる選手全員の名前を漢字で読めるようになりました。今は、毎日一人ずつ書き方を教わって書く練習をしています。その次はローマ字で書けるようになりたいそうです。さらに発展としては次のようなこともできます。

地図帳で選手の出身地を調べる。試合を見ながら自分で打率を計算する。選手名鑑を見て過去の四球の数を打席数で割って四球率を出す。各チームの平均身長と体重を計算して比べる。スポーツ以外でも、芸能界が好きなら芸能人で楽勉することもできます。アニメ映画が好きなら、挿入歌の歌詞を書き写すのもいいでしょう。

最後に注意点です。本人が嫌がったら無理強いしないでください。無理にやらせられると、もとは好きだった物事も嫌いになってしまいます。

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